に示すボンベから液化ガスポンプより供給された液化炭酸ガスを気化器及び再熱器で超臨界圧の状態にした後、ガスミキサ内でCO2と混合する。
一方H2Oは給水タンクから復水ポンプ、加圧ポンプを経て供給された高圧水を、写真3.2-4に示す蒸気発生器で高温の蒸気にした後、ガスミキサを出てきたO2とCO2の混合ガスと混合させてCGR温度調整器に入れる。
C.燃焼器
燃焼器は、図3.2-2及び図3.2-5、図3.2-6に示すように、内径105?、長さ300?の1次燃焼室と有効内径240?、有効長さ300?の2次燃焼室から成り立っている。1次燃焼室の頭部には燃料を噴出させるバーナ本体【写真3.2-6参照】、O2・CGR混合ガス噴出孔、グロープラグ方式イグナイタ【写真3.2-7】、温度計、覗き窓があり、側壁は耐火材で構成されている。2次燃焼室の側壁は写真3.2-8に示す燃焼ガスを冷却させるための空冷式模擬ヒータ管列群、更にその周辺はCO2・CGR予熱器、断熱材、耐圧容器の順で被われている。
d。燃焼排ガス系
1次及び2次の燃焼室で発生したCO2,H2O及び少量のO2からなる
燃焼ガスは、模擬ヒータで冷却された後、2次燃焼室下部の4ヵ所に設けた排出口よりO2・CGR予熱器(図3.2-19、表3.2-2参照)に流入してO2・CGRと熱交換を行い高圧燃焼器を出る排出された燃焼ガスは、2重管構造型のCGR温度調整器(写真3.2-9)で冷却された後、2段の減圧弁(写真3.2-10)を経てガスはベントスタックより、また結露したドレンはドレンセパレータで完全に気体と分離した状態にてドレンポットより排出される。また排ガス凝縮試験に使用する凝縮用燃焼排ガスはCGR温度調整器の途中より分岐して凝縮ユニットに導かれる。
(2)試験装置の全体配置
図3.2-17に示す高圧燃焼・排ガス凝縮組合わせ試験で用いる各系統の設置位置を図3.2-18に示す。
屋内実験室には高圧燃焼器本体、排ガス凝縮器本体並びに圧力及び流量調整のための各種弁類を設置した。屋外設備としては、CGRガス生成のためのCO2,H2Oの各ガス発生装置及び供給設備、排ガス凝縮用の冷水循環装置の他、各ガスボンベ、タンク類を設置した。
また計測室には写真3.2-11に示す高圧燃焼試験用操作盤、排ガス凝縮試験用及び水蒸気発生用の各操作盤、N2ガス供給系の操作ユニットの他、各種分析計、更に写真3.2-12に示すように計測データを処理するパソコンを設置した。
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